■TOEICの有効期限が2年ってホント?
■就活や履歴書に2年以上のスコアを書いてOK?
■企業がTOEICの有効期限を決めることってある?
今回は、こういった疑問について答えてきます。
TOEICに「有効期限」があるのかどうか気になる人は多いと思います。
せっかく取ったスコアが実は無効です、って言われたら就活や履歴書でアピールできませんからね。
なので有効期限について、正しい情報を知っておくことは大切です。
そこで今回のテーマは
- TOEICの有効期限は「ない」というお話
- 就活や履歴書で2年前のスコアは危険
- TOEICの有効期限に関するQ&Aまとめ
この3点について。
就活を控えている大学生、転職を考えている社会人の人はとくに参考にしてください。
もくじ
-
TOEICの有効期限は「ない」というお話
- ①TOEIC自体に「有効期限はない」です
- ②認定証の再発行は「2年以内のスコア」ならOK
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就活や履歴書で2年前のスコアは危険
- ①認定証を再発行してもらえない
- ②企業によっては「2年以内のスコア」が条件に
- ③入社後にTOEICを受ける可能性がある
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TOEICの有効期限に関するQ&Aまとめ
- ①過去のTOEICの受験履歴ってわかるの?
- ②TOEICを再発行したらいつ届くの?
- ③TOEICの有効期限を設けてる企業ってどこ?
- 【まとめ】TOEICに有効期限はないけど油断は禁物【※就活や転職では要注意】
TOEICの有効期限は「ない」というお話
①TOEIC自体に「有効期限はない」です
まず結論から言うと、TOEICのスコア自体に「有効期限はない」です。
1年前も、5年前も、10年前でも自分が取ったスコアが「無効」になることはありません。
とはいえ、有効期限がない=いつでも使えるっていうのもまた違う話になってきます。
そこについては後で触れます。
その前に、一般的に「TOEICの有効期限は2年」と言われてる理由についても解説しますね。
②認定証の再発行は「2年以内のスコア」ならOK
TOEICのスコアは、一定期間の間のものであれば「再発行」してもらえます。
その期限が「2年」というわけです。
勘違いしてる人がものすごく多いですが
TOEICのスコアに有効期限はありません。
再発行は団体の保管期限などの都合もあって2年しかしてくれないというだけです。
有効期限2年みたいにいう人いますが、誤りです。 pic.twitter.com/lWAx9Nd1ul
— まるくまもぐら (@marukumamogura) June 14, 2019
つまり、もしも2年間に取ったスコアを「就活」や「履歴書」で使いたい方は注意です。
企業によっては「証明証を出してほしい」ってところもあるので。。。
過去に取った成績を無くしてる人は、再発行しておくといいですね。
就活や履歴書で2年前のスコアは危険
TOEICには有効期限はないですが、就活や履歴書で「2年前のスコアを書くのは危険」です。
その理由は3つ。
- 認定証を再発行してもらえなくなる
- 企業によっては「2年以内のスコア」が条件に
- 入社後にTOEICを受ける可能性がある
それぞれ順番に解説します。
①認定証を再発行してもらえない
1つ目は、始めにも言ったように「認定証の再発行ができなくなる」から。
別に認定証もかならず無いとダメってわけでもないですが…
とはいえ、受ける企業によっては求められるケースもあるので。
ちょっと言葉を選ばずに言うと、TOEICのスコアって「自己申告」で済むんですよね。
というのも、TOEICに疎い人であればそのまま信じてしまうから。
一方で、TOEICのことを知ってる人であれば「証明証」を求めてきます。
証明証は「偽造できない」ので、嘘かどうかを見分ける判断材料になりますからね。
②企業によっては「2年以内のスコア」が条件に
2つ目は、企業によって「2年以内のスコアが条件」になってるから。
大手や、英語を使うといった企業では覚えておきたいところ。
TOEICの目標スコアを達成した途端に、熱が冷め、英語の優先度が一気に低くなる人は結構多い。
「800点取ったら、とりあえず安心」とか思って、努力を怠ると、TOEICの進化(難化)に取り残されて、2年後には、700点台に舞い戻りかねない。
実際、昔取ったスコアをもう取れなくなっている人が大勢いる。
— 澤田健治@実用英語&TOEIC指導者/日➡︎英翻訳者 (@kenjordan55) May 9, 2019
2年以内にこだわるのは「TOEICの傾向が変化しているから」だと思います。
実際、TOEICでは2016年以降、形式が新しくなりました。
その後は変わってませんが、問題の難易度が上がったり、昔のスコアがあてにならないことも起きてます。
そうなると「2年以上のスコア=今のスコア」とは限らないってことになります。
そういう意味でも、昔すぎるスコアをあてにするのは危険ですね。
③入社後にTOEICを受ける可能性がある
内定式の2日目にTOEICがあるんですけど、1日目のリクルーターの飲み会で潰されてTOEIC爆睡し320点を叩き出し人事に怒られ、入社式のTOEICは真面目に受けて数百点upしたら将来を嘱望され1000km飛ばされました
— たまこ (@tamagawagirl) March 29, 2018
3つ目は、入社後に「確認をかねてTOEICを受ける可能性がある」から。
入社後、内定式のあとなど、場所によってかわりますが…
1回高得点を取った人は、特に注意ですね。
上でも言いましたが、TOEICでは問題の傾向がよく変わったりするので。
当時の感覚で解いてると、意外と点が取れなかったなんてことも珍しくないです。
加えて「抜き打ち」でやるところもあるので、最後に受けたのが昔すぎる人は、復習しておくのがいいですよ。
TOEICの有効期限に関するQ&Aまとめ
最後に、TOEICの有効期限に関するQ&Aをまとめました。
1つの参考程度に見てもらえればと思います。
①過去のTOEICの受験履歴ってわかるの?
「2年以内のスコア」であれば確認できます。
2年以上、経過した情報は「消去」されるので注意が必要です。
TOEICの公式に問い合わせたりしても、教えてもらえない点も覚えておきましょう。
②TOEICを再発行したらいつ届くの?
再発行に必要な書類が到着して「4営業日以内」に届きます。
ちなみに「土日を含まない」ので、提出期限が決まってる人は、申込むタイミングは考える必要があります。
そして再発行の手続きは「発行に必要な料金の支払いが完了」してからです。
試験センターは「9時~17時」までなので、ギリギリだと翌日に支払いが完了となりやすいかと。
③TOEICの有効期限を設けてる企業ってどこ?
結論をいうと「企業によって違うので、確認するべき」です。
企業によって、英語力に対する考え方や重要度は違うので。
企業自体でTOEICに有効期限を設定しているところも少なくありません。外資大手製薬で1年のところがあり驚きますが、大手外資IT系2年、国内大手自動車会社2年など色々です。勿論設定のないところもあります。 @r_toeic TOEICスコアに有効期限はありません。
— 中村澄子 (@sumirejuku) February 1, 2011
就活サイトや説明会、公式ページなど、確認できる方法はいろいろあるので、1度チェックしておきましょう。
※中小企業とかだと、あまり指定はない印象で、大手は少なからず指定してる印象
【まとめ】TOEICに有効期限はないけど油断は禁物【※就活や転職では要注意】
今回の内容をまとめます。
- TOEICの有効期限は「ない」
- 2年間は「再発行できる期限」のこと
- 古いスコアだと評価されない可能性も
- 企業によっては有効期限を指定する場所も
TOEICには有効期限はありませんが、実質「期限がある」のも間違いではありません。
やはり「新鮮なスコア」の方が、信頼もされますし、試験自体もどんどん傾向が変わってますからね。
自分の英語力をアピールするなら「最近のスコアを使う」のは合理的だと思います。
とはいえ、企業によって考え方が違うので、そこは柔軟にどうするか決めてもらえればOKだと思いますよ。