
■転職で評価されるTOEICって何点?
■企業ごとに違うだろうけど目安を知りたい
■年代ごとに有利になる点数を教えてほしい
こういった疑問について答えていきます。
英語力をアピールすべく、TOEICを頑張った人は多いかと思います。
TOEICのスコアが高いと、それだけ転職が有利になるイメージがありますからね。
とはいえ、実際「何点あると評価されるか」気になる方は多いと思います。
そこで、今回ここで話すテーマは
- 転職で評価されるTOEICスコアの目安
- 20/30/40代が目指すべきTOEICのスコア
- TOEICの点数は「サブ的な武器」と考える
大学生や就活生、第2新卒の人は
こちらも合わせてチェックしておくといいですよ。
もくじ
転職で評価されるTOEICスコアの目安
結論をいうと「まず600点が1つのライン」と考えておきましょう。
というのも、600点というスコアが「企業が社員に求める平均スコア」だから。
企業によっては「TOEICが600~700点ないと昇進できない」ところもあるので、600点はあると安心です。
【企業が社員に求めるTOEICの平均スコアは600点!?】
企業が社員に求めるTOEICスコアは「500~595点」が24.7%、「600~695点」が20.9%となっており、「500点~695点」でおよそ半数を占めています。企業が社員に求める平均スコアはおよそ600点となります。
引用:上場企業における英語活用実態調査 pic.twitter.com/JRyEEktIni— TINA (@tina_color) March 19, 2019
もちろん企業によって、TOEICのスコアに対する評価や基準は違ってきます。
逆にスコアが低すぎると「履歴書に書かない」選択肢も出てくるのは事実です。
とはいえ、最低限「これくらいはあってほしい」という点数は知っておいて損はありません。
スコアが高い人は当然、企業から足切りされる心配はないですからね。
将来的に転職を考えてる人は、まず600点を目標にTOEICの勉強をしておきましょう。
ただ「誰もが600点を狙えばOK」という話でもありません。
やはり、スコアと同時に「自分の年代にあったスコア」を取る必要は出てくると思います。
次はそのへんについても触れてこうと思います。
20/30/40代が目指すべきTOEICのスコア
転職になると「年代によって目指すべきスコア」が変わってきます。
その理由をそれぞれ合わせつつ解説をしていきますね。
20代が目指すべきTOEICスコア
20代で目指すべきスコアは「600点」くらいが目安になります。
というのも、20代だとスコアが武器というよりは「やる気」が強みになるから。
20代の男性で英語が出来て(とは言ってもTOEIC600点位)の人って、東海地区だと未経験でも、メーカー海外営業に転職できるんですよね。
20代であることが肝です。
裏を返せば、それだけ何処も20代は人手不足…。
— 金子玄/名古屋転職コンサルタント (@tensyokuconTK) October 2, 2019
言い換えれば「これから成長する」段階でもあるので...
考え方によっては「TOEICが有利にならない」可能性もありえます。
とはいえ、就職の段階でTOEICスコアを足切りに使う企業もあるので、油断はできないところ。
一方で、20代でTOEICを勉強するのであれば
- ガッツリ英語を活かす→「より高いスコアを目指す」
- 業務でかるく英語を使う→「600点を目指す」
こんな感じで捉えてもらえればと思います。
30代が目指すべきTOEICスコア
30代が目指すべきスコアは「600点以上+α」が目安になってきます。
というのも、スコアだけだと20代との差別化ができなくなるから。
なので、少なからずTOEIC意外でアピールできる何かはあると安心です。
来年から30歳。
30代前半の最低限の目標は、宅建、簿記2、TOEIC700点といったところか。
転職活動を通じて、この辺があれば何にでも潰しが利くことが分かった。
経験の20代、実力の30代か。— KobaYu (@key0871) June 5, 2018
ここで注意したいのは、30代の時点で「600点以上はすでにある」状態にしておくこと。
20代はまだスコアが足りなくても問題ないですが...
また個人的には「転職の選択肢を増やす」という意味でも、600点以上は目指して損はないと思います。
実際、私も「とある転職サイト」のプロフに「TOEIC500点と650点」でそれぞれ入力してみると、明らかに応募できる数に差がありました。
また中には「プロフをみてオファー」してくる企業もあるので、そういう面でもスコアはあるに越したことはないと思いますよ。
40代が目指すべきTOEICスコア
40代が目指すべきスコアは「700~750点」くらいが目安になります。
というのも、この年代で転職する人はすでに「自分が活かせるスキルや経験」を見据えた上で転職先を探すから。
40代の時点でキャリアはあるはずなので、職種も「外資」「海外部署の事務仕事」「貿易や翻訳」といった高度なものになりがちです。
そうなると、自然と求められる英語力も高くなってしまうんですね。
上では「700点台」と言いましたが、実際はそれ以上のスコアが必要なことも珍しくないです。
40代でTOEICを武器にする人は、早いうちにスコアUPをしておくと安心だと思います。
TOEICの点数は「サブ的な武器」と考える
とはいえ、TOEICのスコアのみを過信するのは「禁物」です。
特に、年代が上がるほどTOEICの点数は「サブ的な武器」と考えておきましょう。
なぜかというと、就職にしろ転職にしてもまず見られやすいのは
- 20~30代:その仕事への関心ややる気
- 40代:過去のキャリアをどう活かすか
こういう傾向が強いからです。
20代くらいの人であれば、キャリア面はそこまで見られないと思います。
上でも言いましたが、キャリアが浅い分、やる気とか姿勢なども考慮するからですね。
(※あるに越したことはないですが、未経験でもそこまで影響がないです)
ただ40代くらいになると、キャリアと資格を組み合わせてアピールする人が大半だと思います。
そのほうが説得力も増しますし、よくも悪くもキャリア面を全面にだしてアピールが出来ますからね。
【まとめ】TOEICは転職で「武器」になる【※使いどころを見定めよう】
今回の内容をまとめます。
- 転職で評価されるTOEICスコアは「600点が目安」
- 年代が上がるほど「点数は高いほうが良い」
- ただ「点数だけを武器」にするのはNG
- 40代は特に「アピールできるキャリア」は持つべき
TOEICは何だかんだ「評価を高く得やすい」資格だと思います。
英語ができるってだけで、有利にはたらくことは多いのでスコアは持っておくに越したことはないと思います。
特に「応募できる選択肢が増える」のは何よりのアドバンテージです。
とはいえ「TOEICスコアが活かせる」場所はしっかりリサーチするべきです。
当たり前ですが、英語と縁がないような職種であれば、高いスコアも武器になりにくいですからね。