
■TOEICの点数配分ってどうなってるの?
■1問あたりの配点を知りたいです
■パート別で目安とかわからないの?
TOEICの点数配分ってよくわからないことが多いですよね。
問題用紙に配点が書いてないので、試験が終わってから自分が何点くらいなのかも不明のままです。
結論として「TOEICの点数配分はわからない」わけなんですが...
大まかな目安くらいは知りたいハズなので、今回はその方法も含めて解説します。
自分のスコアを知る1つの目安として見てもらえたらと思います。
もくじ
TOEICの点数配分の仕組み【※パート別で目安はわかるの?】
冒頭でいきなり結論を言ったので、具体的にどういう仕組になってるのか解説します。
1部ややこしい話もありますが、なるべく噛み砕いて説明しますね。
①TOEICの点数配分は「統計」で決まる
まずTOEICの点数配分は「統計」を使って、スコアを出しています。
実際どんな計算や統計をとっているかはわかりません。
ただ1つ言えるのは
1問あたりの配点は「採点後にきまる」ということ
TOEIC側は、事前に配点を決めて問題を作ってるわけではないんです。
では「なぜそんな方法でスコアを出してるの?」についても合わせてお話します。
②なぜ統計?→「正しい英語力」を調べるため
結論からいうと
受験者の正しい英語力を調べるため
これに尽きます。
前提として、TOEICの難易度は毎回バラバラです。
簡単な回があれば、その逆もあります。
本来、同じ英語力を持った人であれば、当然「同じくらいのスコア」になるはず。
ですが、実際は問題の難易度が毎回変わるために
- 易しい回はスコアが一気に上がる
- 問題の難易度が異常にムズすぎる
- 答えが複数あるような問題
- 受験者の解釈しだいで答えがわかれる
こういう回や問題があると、スコアの上下が激しくなるので、正しい英語力が計れません。
なのでTOEICではややこしい統計をとって、受験者のスコアを出してます。

あまりに正答率が低い問題は「その問題はなかったこと」になります。
間違えた覚えがあるのに、満点だったというのはこのためですね。
③点数配分の目安は「問題集」を見ればOK
では
「TOEICはスコアの目安もわからないのか?」
と聞かれればそうではありません。
出典:TOEIC究極の模試
自分のスコアの目安を知るなら「問題集のスコア換算表」を見ればOKです。
おそらくTOEICの問題集であれば、基本付いてると思います。
もし、大まかでも自分のスコアを知りたい方は上の画像を参考に。
パート別に点数配分を知ることはできません
ここまでのお話で分かったと思いますが...
TOEICではパート別の点数配分も知ることは出来ません。
出来るのはあくまでも
自分が正解できた数を覚えて換算表でチェックする
ことくらいです。
ただ、上の換算表をうまく利用すれば
- スコア別に必要な正解数
- リスニング400点に必要なレベル
- 8割正解したときの総スコア
などなど、必要に応じて自分が目指すスコアの指標にはなるかなと。
TOEICは「優先順位」を決めて解くことも大事
正解数に対するスコアが分かると
TOEICは優先順位を決めて解くことが大切
であることも理解できるかと思います。
逆に言えば、自分が目標にしているスコアに対して
「何問ミスでも何点は取れる!」
ってことが分かるわけなので、精神的にもリラックスして臨めるハズです。
もしもすでに目標にするスコアが決まってる人は、前もってどのパートを優先して取るか決めておくといいですよ。
スコア帯によっては、効率的に勉強することにも繋がりますからね。
【まとめ】TOEICの点数配分は「統計」で決まる【スコア換算表を利用しよう】
今回の内容をまとめます。
- TOEICの点数配分→統計で決まっている
- 「1問=何点」という決まりはない
- 換算表でスコアに対する正答数の目安はつく
- 優先順位を決めて解くことも大事である
私も当時は、TOEICが「1問=5点」だと思ってましたが違うんですね。
点数配分が複雑である以上、いかに自分が正解できる問題を解いていくのかは重要です。
悪問を当日に解いても、スコアに影響はないのであれば、正解できる問題を取るのが賢いですからね。