
■TOEICは就職で有利になるって本当?
■1部では意味ないって言われてるけど...
■実際のところどっちが正しいの?
就職活動に向けて、資格を取って望む大学生は多いと思います。
アピールにもなるし、足切りをさける意味でも有利に働きますからね。
一方でネットの声では、就職で「TOEICは意味がない」と言われてます。
実際のところどっちが正しいのか分からないと思うので...
TOEICが就職で意味がないと言われる理由について、今回は解説をしていきます。
私の就職の経験談も交えつつ、紹介していきます。いわゆる大手企業で有利かどうかは伝えられませんが、1つの実態として参考に見てもらえればと思います。ちなみに当時持ってたスコアは「650点」ほど。
もくじ
TOEICは就職で有利?
結論を言うと、TOEICは就職で有利だと思ってます。
その理由は3つあります。
- 実際TOEICを求められる社員が増えている
- TOEICはコスパが良い資格
- 昇進を考えても取って損がない
それぞれ詳しく解説をします。
実際に社員にTOEICが求められている
【企業が社員に求めるTOEICの平均スコアは600点!?】
企業が社員に求めるTOEICスコアは「500~595点」が24.7%、「600~695点」が20.9%となっており、「500点~695点」でおよそ半数を占めています。企業が社員に求める平均スコアはおよそ600点となります。
引用:上場企業における英語活用実態調査 pic.twitter.com/JRyEEktIni— TINA (@tina_color) March 19, 2019
実態として、社員にTOEICのスコアを求める企業が増えています。
企業によって、スコアのばらつきはありますが「600点」が1つの目安です。
ちなみに600点は「基礎的な単語・文法力」があれば、十分狙えるスコアです。
もし大学生の方で、時間があるなら600点を目標に勉強する価値はあります。
またこの後でも触れますが、TOEIC600点のレベルがどんなものか分かってない人も意外といます。
そういう意味でも、大学生は時間的な余裕があるので、サクッと取るのもありですね。
TOEICは「コスパが良い」資格
早稲田に行った級友が
「学歴もTOEICも錯覚資産。これだけコスパの良い資産は無いから取っておくべき」
って言うツイートしてたんだけど、なるほどなって思った。
自分は、
「そんなの無くても実力で!!」
とかって大学1.2年の頃考えてたけど、今有効な資産は取っておくべきだよなって感じた。
— 大学生G (@Mr_G_tokyo) November 1, 2019
TOEICはコスパが良い資格
これは私自身も実体験からそう感じています。
というのも
- スコアが高くなくても、高い評価になる
- スコアに対する英語力の目安を知られてない
- スコアが高い=機会に恵まれやすくなる
こうったメリットがあるから。
私の場合は、TOEICのスコアが直接有利に働いたわけではないのですが...
実際「650点」でも、英語力があると勘違いされたことは何回かあります。
(※600点台は中高の文法ができてると狙えるレベルです...)
ツイートでも言われてますが「スコアが低くても高い評価を得やすい」という意味で、TOEICの資格はコスパ最高です。
昇進を考えてもあると良いです【※ライバルが少ない】
なんでこんなにTOEICを推すのかというと、TOEIC一本で転職、昇進、希望部署への異動を勝ち取ったからです。
— カッパッパ@🚗部品メーカー (@kappapa03) November 1, 2019
企業では、就職だけでなく「昇進」でもスコアを求められるのであると有利です。
(※スコアは企業によって違いますが、昇進の条件にTOEICスコアが含まれてるケースが多い)
なぜなら、昇進でTOEICが必要だと分かっていても
- 多言語を学ぶのがハードル高い
- 仕事と別に勉強時間をつくる必要がある
- 短時間の勉強では意外とスコアが伸びない
こういう理由から、ライバルが減るのである意味、昇進のチャンスを得やすいです。
社会人になって、英語の勉強をするのが苦にならない人はかなり少数派。
大人になっても勉強が必要な仕事はいくらでもありますが...
その中でも「英語学習(※多言語)」は、実はかなりハードル高いです。
なので、考え方によっては、TOEICを昇進条件にしてる企業は「1番昇進しやすい」です。
スコアによりますが、数ヶ月の勉強で年収がグッと上がるならそれこそコスパ最高ですよ。
TOEICは就職で意味ないと言われる理由を解説【※意図を知ろう】
一般的に「TOEICが就職で意味ない」と言われる理由は
- 英語が必要ない企業・職種を想定している
- TOEICの資格だけあっても仕方がない
- TOEICのスコアがあまりにも低い
- 話せないと意味がない
この4つです。
それぞれ順番に深堀りしていこうと思います。
①そもそも「英語」が必要ない企業・職種を想定している
今思えば
「TOEICなんて意味ない」って言ってきた人たちは、その人たちの将来に英語が必要ないだけだった。
海外就職も視野に入れている自分にとっては英語ができなければ話にならない。自分の将来に必要なスキルは人それぞれ違うのだから「TOEICなんて意味ない」って言われてもめげません。 https://t.co/7qvzAsrQlk
— Kaisei@英語🗽 (@kamakichi_929) November 23, 2018
1つ目の理由ですが...これは正直「当たり前」の話です。
英語に限らず「自分の目指している企業に合わないスキル」を身に着けても仕方ありません。
こう言われると、すごく普通のことを話しているように聞こえますが...
実際は、その人が前提にしていることって聞き手には分かりづらいものです。
- 海外就職を視野に入れてる→英語力UPのためにTOEICを勉強
- 日本で英語を使わないつもり→英語の勉強は不要
「その人が何を意図して言ってるのか?」これは常に意識しておくといいですよ。
その人によって、TOEICや語学への見方や考え方はそれぞれなので。
②TOEICの資格だけあっても仕方がない
2つ目の理由も注意したいところ。
なにか専門的な知識やスキルが求められる場合は、そちらを優先するべきです。
特に理系の人は、必要とされる知識やスキルを習得してからTOEICの取得を考えましょう。
私の経験談でいうと、教育業界を考えたとき
- バイトなどで家庭教師の経験あり+TOEICスコアなし
- 誰かに勉強を教えた経験なし+TOEICスコアあり
企業が採用するのは①のパターンが多いです。
塾とかの場合は「人に教える」経験の方が価値があるので、英語力の高さはあまり重視されません。
(※もちろんあるに越したことはないですが)
あくまで「能力が同じ」場合は、資格の有無で採用・不採用が分かれます。
資格は必須な職種もあれば、足切りの「材料」になることもあります。
なので、TOEICのスコアだけを武器にするのは避けたほうが良いですね。
③TOEICのスコアがあまりにも低い
3つ目の理由に関しては、私も同じ意見です。
あまりにもスコアが低いと意味がないというより「英語力をアピールしづらい」です。
場合によっては「書かない」方が有利なこともあります。
TOEICのスコアは「何点なら履歴書に書いてもOK」という基準はありませんが...
資格としてアピールをするなら、1つの目安として「600点」を基準に考えると良いです。
大学生で「大学生の平均の点数って何点か?」を知りたい方は
-
-
大学別のTOEICの平均点【※大学生が目指すべき点数は600点】
yuki TOEICの平均点を大学別に知りたい 大学生は平均点いくつあると就活でアピールできるかな 社会人とか日本自体の平均点も気になる... こんな疑問に答えようと思います。 &nbs ...
続きを見る
こちらを参考にしてください。
④話せないと意味がない
TOEICなんて海外の人は知らないから意味ないよって言う人がいますがとりあえず受けていいスコア取っちゃいましょう。
無いよりある方がいいですし、800点以上取れれば日本では充分に英語力あると判断されますよ。
高得点でも話せないと言われますが、点数低い人は当然まともな英語を話しません😛
— アルパカ🗽英語が好きになあれ (@Englishagainsp) October 24, 2019
4つ目の理由、これもよく言われますね。
これは半分同意で、半分同意できない点があります。
まず「話せないと意味がない」これはある意味正しいです。
例えば「業務の都合で実際に会話のやりとりをする」のであれば、少なからず会話が出来ないといけません。
要するに「相手とやりとりするのにTOEICだけ取ってる人」は、話せないと意味がないと言われても仕方ないです。
反対に「業務でメールや書類を読むのがメイン」という人は、話せなくてもOKです。
なぜかというと実際に話す必要もないので、最低限、文字のやりとりができれば問題ないからです。

スコアがある人は「相手の言ってることがわかる」ので、キャッチボールがかなりしやすいからです。
逆に低い人は「リスニング力」が低いので、相手の話してることを聞き取るのが困難になりがちに。
軽視されがちですが、会話をする以上「英語を聞き取る力」は必要です。
【結論】TOEICは就職で有利&コスパが良い【※使い所は見極めよう】
今回の内容をまとめます。
- TOEIC→就職で有利です
- TOEICは意味ない→目的・条件によっては正しい
- TOEICは色んな点でコスパが良いです
- 大事なのは「TOEICの活かし方」
TOEICやスコアの話になると毎回「意味がない」という反論が出てきますが...
正直なところ「その人の前提条件」によって、結論や答えは変わってきます。
先程もいいましたが、英語を必要としないなら実際、あまり意味ないですし。
業務上、英語を使うことがあるなら、話す話さないの違いはあっても、スコアはあって損はないです。
また実際、世間では「スコアに対するイメージ」はまだ浸透してないとも思うので...
時間があったり、余裕があるならサクッと高得点を取ってしまうのは賢い選択だと思います。