パート別にTOEICリスニングの勉強法を知りたい
シャドーイングとオーバーラッピングどっちが良いの?
リスニングの練習ってどこがゴールなんだろう…
こんな疑問に答えていきます。
TOEICのリスニングってどう練習していいかわからない人って多いと思います。
しかもリスニングと言っても、パートが4つもあります。
全部同じような練習でいいのか、違う練習をするべきか迷いますよね。
そこで今回のテーマはこの3点について。
- TOEICリスニングの練習法
- リスニングの速度は「ゆっくり→普通→倍速」で練習
- リスニングの練習のゴールは「イメージ理解」
ちなみにこれを書いてるぼくは「元300点台」。
リスニングは「断片的に聞こえた単語」をもとに解くのが大半でした。
そんな自分でも650点までUPしたので、当時にやった練習法が参考になれば幸いです。
(※現在も700~800点を目指してこの練習法を継続中)
もくじ
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TOEICリスニングの練習法
- ①Part1:ディクテーションがメイン
- ②Part2:ディクテーション+シャドーイング
- ③Part3:本文理解+シャドーイング
- ④Part4:本文理解+シャドーイング
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リスニングの速度は「ゆっくり→普通→倍速」で練習
- ①初心者は速度をゆっくりにして練習
- ②リスニングについていけないのに倍速はNG
- ③アプリはスピード調整がしやすくオススメ
- リスニングの練習のゴールは「イメージ理解」
- 【まとめ】リスニングの練習は「文の理解」と「シャドーイング」が大事【※聞き流しは☓】
TOEICリスニングの練習法
パート別におけるリスニングの練習法は以下のとおり。
- Part1:ディクテーションがメイン
- Part2:ディクテーション+シャドーイング
- Part3:本文理解+シャドーイング
- Part4:本文理解+シャドーイング
それぞれ理由と具体的な練習法をあわせて解説します。
①Part1:ディクテーションがメイン
Part1のリスニングは「ディクテーション」が主な練習法になります。
ディクテーション:聞こえた英文をそのまま書き取る練習法のこと
特に「早すぎて聞き取れない」って初心者の人ほど、耳慣らしも兼ねてPart1から始めるのがベスト。
1つ1つの英文も短いので、わりと早く英語を聞き取れる感覚がわかるハズです。
具体的な練習法はこんな感じになります。
- STEP1:英文を音声できく
- STEP2:ディクテーション
- STEP3:聞き取れない箇所を何度もきく
- STEP4:英文を声に出して読んで耳慣れ
ひたすらこの繰り返しで聞き取れるようになります。
特に大事なポイントはSTEP3&4。
「聞き取れない=その音を理解できてない」ってことなので、実際に声に出して耳慣れするのが効果的。
Part1自体の問題数って6問しかないので、得点効率だけ考えると微妙ですが…
とはいえ、聞き取れない人にとってPart1はちょうど良いリスニング練習になると思います。
②Part2:ディクテーション+シャドーイング
Part2では「ディクテーション+シャドーイング」で練習します。
具体的な流れは、Part1とあまり変わりません。
ただリスニングの精度を上げるために、仕上げでシャドーイングもやりたいところ。
というのも、Part2でポイントになるのが「冒頭の聞き取り」だから。
特に疑問文は聞き取れないと、選択肢を絞るのがしんどくなりますからね…
ディクテーションでも十分なのですが、できればシャドーイングで「耳慣れ」しておくとベストです。
またPart2からいろんな国の人のナレーションが入ってきます。
オーストラリア人だったり、カナダ人、イギリス人などなど…
国が違うと、もちろん単語の聞こえ方も変わってきます。
(※まるで違う英語に聞こえることもしばしば…)
違う国の人の英語にも慣れる意味で、Part2からシャドーイングをやって損はないですよ。
③Part3:本文理解+シャドーイング
Part3からはもう少し濃い練習が必要です。
主に「本文理解+シャドーイング」で練習することになってきます。
意外と見落としがちですが、本文の理解も結構ポイントですよ。
その理由として「リスニングは聞き取れるけど意味がわからない」これを避けるため。
(※実は結構これリスニングに慣れてくると起きやすいです)
なので、Part3からはシャドーイングの前に「本文を読んで意味を理解する」のが優先です。
当たり前ですが、読んで理解できない英文を聞いてもわからないですからね…
まずは「読んでわかる」ようにしてから、シャドーイングで音でもわかるようにしていきましょう。
④Part4:本文理解+シャドーイング
Part4の練習はPart3と全く同じでOKです。
まずは本文の意味を理解してからシャドーイングに移ります。
本当はPart3~4もディクテーションをやれると聞き取る力もUPしますが…
文章が長すぎるので、かなり時間があまってる人じゃないと出来ないんですよね。
なので長文のリスニングは「シャドーイング」で仕上げる感じでやっていきます。
また初心者の人にはハードですが、暗唱も少しずつ取り入れられるといいですね。
「自分が暗唱できる=英文を完全に理解してる」わけなので、自然に耳に入るようになります。
ここまで「リスニングの練習法」について触れましたが…
初心者の人は「早すぎて聞き取れないよ」ってパターンが大半だと思います。
なのでリスニングの速度についても少し話していきますね。
リスニングの速度は「ゆっくり→普通→倍速」で練習
リスニングの速度について押さえてほしいのはこの3点。
- 初心者は速度をゆっくりにして練習
- リスニングについていけないのに倍速はNG
- アプリはスピード調整がしやすくオススメ
順番に解説します。
①初心者は速度をゆっくりにして練習
当たり前ですが、聞き取りが苦手な人ほど「速度はゆっくり」で練習しましょう。
いきなり倍速はNGで、場合によっては普通でも早すぎると思います。
というのも、リスニングが早いと感じてる人にありがちなのが
- きれいに発音されると思い込んでる
- 英語は「音が変わること」を知らない
この2つで、これを知らないとリスニング力がなかなかUPしないから。
「後で本文(スクリプト)を見ると知ってる単語なのになぜ聞き取れないの…」この原因がまさにそうです。
特に代名詞や前置詞だと「弱形」で発音されることがほとんどなので、音がぜんぜん違って聞こえます。
弱形については、コチラの記事が参考になるので1度はチェックしておくことをオススメします(マジで)。
②リスニングについていけないのに倍速はNG
これも当然ですが、リスニングでついていけないのに倍速はNGです。
耳が追いつかないまま聞いていても仕方ないですからね。
リスニングの練習はとにかく「段階的にスピードを上げる」のが1番です。
大まかな目安ですが、速度を上げるタイミングは「自分がその速度で発音できる」とき。
口で言える=耳の理解も追いつけるってことなので、これを1つの目安として考えておきましょう。
③アプリはスピード調整がしやすくオススメ
自分に合ったスピードでリスニングの練習をするのがベストですが…
実際、なかなかうまく調整できないケースの方が多いと思います。
こればかりは自分たちで何とかするしかないですからね。
なので、もしもリスニングの練習を効率よくするなら「リスニング用アプリ」を使うのがベスト。
というのも、アプリ側であらかじめ速度をいくつか用意してくれるからです。
聞き取りが苦手な人は「3段階」くらいあるのを選ぶのがいいと思います。
ちなみにぼくが使ってるのはスタディサプリTOEIC。
リスニング音声のスピードを
- 初心者向けのスピード
- TOEIC本番のスピード
- 中級者~上級者向けのスピード
の3段階にわけて自由に調整できるようになってます。
もともとは「CD音声」でやっていたのですが…
自分が何回も聞き直したいところをピンポイントで聞くのがすごく面倒くさかったんですよね。
なのでリスニングの練習はアプリでやるのが効率的にですよ。
リスニングの練習のゴールは「イメージ理解」
最後に「リスニングの練習ってどこまでやればいいの?」について。
結論からいうと「英文を聞いてイメージを理解できる」までやれるのが理想です。
日本語でもいいのですが、イメージのほうが長文のときに「記憶に残りやすい」メリットがありますからね。
とはいえ、めちゃくちゃ具体的にイメージできる必要はありません。
When is the next board meeting?
次の取締役会はいつなの?
という英文が聞こえたときに…
- オフィスで自分が誰かに予定を聞いている
- オフィスで逆に誰かに聞かれている
- 会議をしてるイメージが浮かぶ
こういったイメージが頭の中に出てくればOKです。
Part1~2はまだ英文が短くて少ないので、日本語に頼るのもアリですが…
Part3からは長くなるし、内容も増えるのでイメージで押さえるほうが忘れにくいと思いますよ。
【まとめ】リスニングの練習は「文の理解」と「シャドーイング」が大事【※聞き流しは☓】
今回の内容をまとめます。
- Part1:ディクテーション
- Part2:ディクテーション+シャドーイング
- Part3~4:シャドーイング+文の理解
- リスニングの速度は少しずつ上げて練習
- リスニングのゴールは「イメージが浮かぶ」まで
リスニングの練習は「聞き取れない・早い・追いつけない」時期が1番しんどいです。
これはTOEIC300点台だったぼくがホントに感じたことです。
なので、いかに挫折しないで練習できるかがポイントだと思います。
冒頭でもいったように、まずは短い文から耳慣れさせるのがベスト。
聞き取れる英文を増やしつつ、速度も上げていくような感じでやると続けやすいと思います。
どの教材や参考書でやっても、ここは絶対に通る道なので、コツコツ長い目でやっていきましょう。
挫折しそうな人はスタサプTOEICで「聞き取りのコツ」だけでも盗んでから練習をしても遅くないですよ。
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