「新形式のTOEICについて知りたい」
「2018~2019年の変更点を教えてほしい」
「各パートの具体的な特徴や難易度は?」
「対策方法についても気になる」
こういった疑問に答えていきます。
TOEICでは過去に形式が変わり、試験の内容も新形式になりました。
以前とは少し傾向が変わっているので、もし新形式になって受ける人は1度チェックしておくといいです。
久しぶりにTOEICを受ける人は、特に要チェックです。
もくじ
【新形式】TOEICの形式・変更点まとめ (2018~2019年)
新形式TOEICの対策をするならコレ!
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Part1の形式の変更点
Part1の形式・変更点をまとめると
- 1枚の絵を見て、正しい文を選択する
- 問題の形式自体は変更点なし
- 問題数は「10問→6問」に減った
- 難易度もそこまで変わらず
- しかし1部、難しい設問は出たりする
やはり印象に残るのは
問題数が10から6に減ったこと
この1点です。
以前までは10問あった上に、難易度も易しかったので...
どの受験者にとっても、ボーナス的な問題でしたが6問にまで減りました。
なので余計にPart1は落とせないパートに変わったとも言えますね。
Part2の形式の変更点
Part2の形式・変更点をまとめると
- 最初の英文に対する、適切な応答を選ぶ
- Part1と同様、問題数は減り25問に
- 難易度もそこまで大きな違いはなし
- ただ、より「自然な応答」が答えになる傾向が
Part2についても、そこまで大きく変わっていません。
強いて言うなら「問題数が減ったよ」というくらい。
やはりPart2も比較的、点が取りやすいパートなので...
ここを得点源にしていた人は、少しショックかもしれません。
またPart2の設問に対して
少し「間接的な応答」が答えになる
こういう傾向も増えてきている気がします。
例えば、YES・NOで答える疑問詞で始まるのに、その返しがYESでもNOでもないパターン。
「あの商品の在庫ってまだあるの?」
「ちょっと在庫を確認してみようか」
こんな感じで「日常で交わされる自然な会話」が答えになるケースも増えてますね。
答えが「遠回し」なので、難しく感じる人も多い印象。
Part3の形式の変更点
Part3の形式・変更点をまとめると
- 複数人の会話から、正しい答えを選択
- 2人の会話から3人の会話も追加
- 問題数は「30→39問」に増加
- 設問に「図表」や「意図を読み取る」問題が追加
- より会話全体を理解する必要性がUP
Part3の大きな変更点は
登場人物が「2人→3人」になる問題も追加されたこと
なので、より全体的な会話を聞き取る力は求められるかなと。
また問題数に関しても、全体の約3分の1。
つまり、10問程度はこの「3人バージョン」の設問が出題されてます。
また設問の種類も追加され
- 正しい図表を選ぶ
- ○○は何を暗示・意図しているか?
こういった文全体を理解する必要がある問いも増えました。
Part4の形式の変更点
Part4の形式や変更点をまとめると
- 短いトークが流れ、正しい答えを選択する
- 問題数に変更点なし(30問)
- 設問の種類は、同じく「表と暗示問題」が追加
珍しくリスニングの中でも、変更点が1番少ないパートです。
唯一挙げると、Part3と同様、設問に「図表」と「意図問題」が追加されたのみ。
Part4も当然、話の全体像を掴むリスニング力は求められます。
新形式リスニングの総まとめ
- 時間配分の変化はあまり無い
- Part3や4の出題傾向が変わった
- 話し手の目的や意図、暗示されてる意味を掴む必要も
- Part2は難易度のバラツキがやや目立つ
こんな感じといったところでしょうか。
Part5の形式の変更点
Part5の形式・変更点をまとめると
空欄に正しい語句を選ぶ問題
問題数は「40→30問」に減る
内容自体に変更点はなし
Part5については
問題数が30問に減ったよ
というくらいで、他に大きな変更点はありません。
Part5も、文法力や語彙力を問う問題なので、得点源になりやすいパートです。
そのPart5の問題数が減ったので、ここもしっかり取りにいく必要性が上がったと言えますね。
Part6の形式の変更点
Part6の形式や変更点をまとめると
- 空欄に正しい語句を選択する問題
- 加えて、文を挿入する問題が1問追加
- 問題数は「12→16問」に変更
Part6はもともと、Part5とあまり変わらない形式でしたが...
それが新形式になって、「英文を正しい空欄に挿入する」問題が1問追加されました。
なので、単に文法力があれば良いのではなく...
長文を読んで、内容までしっかり理解する読解力も必要になりました。
Part7の形式の変更点
Part7の形式・変更点をまとめると
- 長文を読み、正しい選択肢を選ぶ問題
- 読む文は「1~3」に変更 (旧式は1~2)
- 問題数は「48→54問」に増加
- 文を挿入する問題も追加
Part7で大きく変わったのは
3つの文、トリプルパッセージが追加された
ことです。
これによって、さらに短い時間で多くの文を読む必要があります。
加えて、Part6と同様「文を挿れる問題」も追加されたので...
ちゃんと文全体を読んで、内容を理解してね
これが暗に求められる変更になったと言えますね。
新形式リーディングの時間配分については
こちらを参考にしてください。
新形式リーディングの総まとめ
- 新形式TOEICになって時間配分がシビアに
- 久しぶりに受ける人は特に注意
- 新形式の問題集で対策するのがベスト
- 2019年の傾向はシングルが難化気味
こんな感じといったところでしょうか。
新形式TOEICの変更点まとめ
以上の内容を含め、全体的な変更点をまとめると
- これまで「楽」だったパートの問題数が減少
- 「自然な会話」を意識した問題も増加
- 「テクニック的な術」が通用しない傾向に
- 話の内容を「全体的」に理解する必要性UP
こんな感じになります。
全体的なイメージとしては
「より実践で活きる英語力を試す試験になった」
「小手先のテクニックが通用しなくなった」
といったところでしょうか?
ただこう聞くと
「新形式になって難易度は上がったの?下がったの?」
こういう疑問を持つ人もいると思います。
【疑問】新形式になって難易度はどうなったの?
結論から言うと「そこまで変わってない」と言えます。
厳密には
「形式は変わったけど、問われる英語力は変わってないよ」
これが正しいかと思います。。
というのも、TOEICの人たちは
日常やビジネスで使える英語力を問う
これを軸にしているから。
これからもおそらく、どこかのタイミングで「形式」は変わると思います。
ですが「求められる英語力」というのは、これまで通り変わらないかなと。
テクニックが通用しない分、「難しい!」と感じるかもしれませんが...
逆に言えば
「テクニックに頼らず、しっかり文を読んで解こうね^^」
こういうTOEICのメッセージなんだと思います。
新形式の対策法【旧式の参考書はもう役立たず?】
最後に
「新形式になって、旧式の参考書はもう役にたたないの?」
これについても触れておきます。
結論を言うと
大きく変更点のあるパートは新形式用の参考書で対策
これがベストだと思います。
つまり
- Part3・4・6・7:新形式の参考書で勉強
- Part1・2・5:旧式の参考書でもOK
こんな感じで対策をしてもらえればOKです。
【まとめ】TOEICの形式はいくつか変更点あり→けど必要な英語力は変わらず
ここまで「新傾向になったTOEICの形式や変更点」について紹介しました。
内容や問題数、形式に変更点はいくつか見られますが...
求められる本質は変わっていません。
どちらかというと、新形式に慣れることが課題になると思います。
というのも、問題数が増えたり減ったりすることで「時間配分」も考え直す必要が出てくるから。
なので、本番の前には新形式の問題集を解いて、時間慣れをする必要はあると思います。