■英語が話せるようになりたいけど…
■TOEICと英会話、どっちをやるべきだろう?
■どうせなら両立して勉強してみようかな
こういった疑問について答えていきます。
英語を話せるようになりたいと考えてる人は多いと思います。
その勉強法として、TOEICと英会話どっちをやるべきか悩む人も多いハズ。
中には「TOEICで何点取ったら英会話やろうかな」と考えてるかもしれません。
そこで今回お話するテーマは
- TOEICと英会話の違いについて【※勉強方法を含む】
- TOEICと英会話どっちを先にやるべきか【結論:TOEICです】
- TOEICと英会話を両立するのはアリか
この3点について。
ちなみに私は学生時代、語学専門の大学に通ってました。
それと同時に在学中、TOEICを毎年受けていたので、その経験談を含めて解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
-
TOEICと英会話の違いについて【※勉強方法を含む】
- ①アウトプットの「有無」
- ②日常生活で使う表現の「範囲」
- ③努力した結果のクリアさ
-
TOEICと英会話どっちを先にやるべきか【結論:TOEICです】
- ①必要最低限の「英語力」がつけられる
- ②リスニング力をつけられる
- ③「英語の勉強法」を知ることができる
- TOEICと英会話を両立するのはアリか
- 【まとめ】TOEICと英会話の勉強は別物です【※まず片方に集中すべき】
TOEICと英会話の違いについて【※勉強方法を含む】
TOEICと英会話の違いを挙げるとこんな感じ。
- アウトプットの「有無」
- 生活で使う表現の「範囲」
- 努力した結果のクリアさ
ザックリとしてますが、この3つは知っておいてください。
それぞれ順番にみていきます。
①アウトプットの「有無」
まず大きく違うのは「アウトプットの有無」
英会話は文字どおり「話す」ことにフォーカスしてます。
なのでやることは「インプット&アウトプット」が中心です。
英会話を勉強するとなれば
- 相手が話していることを「まず聞き取る」
- それに対して自分の言葉で「英語を言ってみる」
細かい流れをのぞけば、これの繰り返しです。
一方で、TOEICは「アウトプット」はほとんどありません。
TOEICの勉強をするときは
- 単語や文法、ビジネス表現を覚える
- リスニング対策で耳を鍛える
これもザックリいうとやることはこんな感じになります。
厳密にはTOEICでもスピーキングテストであれば、アウトプットはします。
とはいえ「the試験」的なアウトプットになりがちです。
(※おそらく日本でいうTOEICは「L&R」のことだと思うので)
②日常生活で使う表現の「範囲」
次に違う点は「日常で使う表現の範囲」です。
それぞれどんな英語を扱うかというと
- TOEIC:「日常生活+ビジネスシーン」
- 英会話:「日常生活」
ざっとこんな感じ。
「どっちも日常生活の表現を学べるのでは?」と思うかもしれませんが、微妙に違います。
英会話の日常表現は、本当にみんながイメージしている表現です。
友達と何かについて話す、道で何かを聞くなど、生活で当たり前のように使う表現がメイン。
言ってみれば、会話の表現はずっと広くなってます。
おそらく英会話を上達させたい人は、こっちのイメージで習うはず。
私の大学でやった英会話もこっちがメインでしたね。
一方で、TOEICの日常表現は…
電話のメッセージや広告、何かのアナウンスなど、扱う表現というか場面はやや限定的。
もちろん、どれも日常生活に少なからず関わることではありますが…
これから英会話を習う人で、こっちを想定してることはまずレアケースだと思います。
③努力した結果のクリアさ
最後は「努力した結果のクリアさ」です。
ちょっとわかりにくい表現だったかもしれませんが…
要するに「自分の努力量が数字に出るかどうか」ってことです。
英会話だとそれがややわかりにくいです。
なぜなら、誰も自分がどれだけ成長したのか「数字」で評価できないから。
やはり目に見えて、自分がどれだけ努力したのかわかるほうが、モチベも維持しやすいです。
一方でTOEICだと「スコアが数字に絶対に表れる」ので、努力量がクリアです。
私の場合、最初は「300点」しか取れず、自分の英語力のなさに凹みました。
ですが、勉強を続けることで「600点台」まで上がると、やはり嬉しかったですね。
とはいえ、違いがわかっても「結局どっちをやればいいの?」って迷うハズ。
次はTOEICと英会話、どっちを先にやるべきかという話を深堀りしていきます。
TOEICと英会話どっちを先にやるべきか【結論:TOEICです】
結論から言ってしまうと「TOEICの勉強を先にやるべき」私はこう思ってます。
理由は本当にいろいろあるのですが、ピンポイントで挙げると
- 必要最低限の「英語力」がつけられる
- リスニング力をつけられる
- 「英語の勉強法」を知ることができる
この3点が大きいです。
①必要最低限の「英語力」がつけられる
1つ目のメリットは「必要最低限の英語力がつく」こと。
なかでも「基礎文法ができてるかどうか」で、その後の伸び方がかわってきます。
もちろん無理して高得点を狙う必要はないです。
大事なのは「英語の土台になるだけの基礎」があるかどうかなので。
これを軽視している人が本当に多い。
「行けば何とかなる」はあながち間違っていないし、それなりに伸びるけど、基礎力とその後の成長率は間違いなく比例するので、渡航前にどこまで基礎力をつけられるかは超重要。 https://t.co/bpfjpU0TIX
— イシコ (@newsalaryman_21) July 5, 2019
このツイートにもあるように「600点」を1つのゴールとして考えてもらえばOKだと思います。
TOEICのスコアでは、600点台は「基礎的な英語力が理解できている」というレベルとされてますからね。
点数が見える分、これから勉強する人でも分かりやすい目標という点でもオススメ。
②リスニング力をつけられる
2つ目のメリットは「リスニング力が上がる」こと。
あまり言われないことですが、結構大事なことです。
というのも、英会話をする以上「相手の言ってる英語が聞き取れない」と会話にならないから。
英会話をやるってなると、どうしても話すことを重点に置きがちです。
ですが、前提として「会話をする」って考えると、同じくらいリスニング力も必要になってきます。
③「英語の勉強法」を知ることができる
3つ目のメリットは「英語の勉強法がわかる」ということ。
一口に英会話の勉強といっても、やることはいろいろあります。
- 知らない単語を覚える
- 聞き取れない英語を聞き取る
- 英文法の理解をする
- 日本語と英語の違いを理解する
- 実際に話す練習をしてみる
こんな感じで、「話すこと」以外にもそれぞれ正しい勉強法がわかってる必要があります。
TOEICでは「5以外」が必要なので、自然と効率的な勉強方法って学べるんですよね。
あと上でも言ったように、TOEICで基礎的な英語力があれば、英会話の練習もかなりしやすいハズ。
アウトプットするだけの知識は鍛えられてるので、スピーキング力もグッと上げやすいです。
もちろん英語の勉強法がすでに分かってるので、この先の勉強のやり方で困ることも減ってきます。
TOEICと英会話を両立するのはアリか
「TOEICと英会話を両立して勉強はアリですか?」
こういう疑問を持ってる人もいると思いますが、結論として「片方にまず集中すべき」です。
理由は冒頭でも言ったとおり「TOEICと英会話は別物」だからです。
よほど時間があるのであればともかく、ほとんどの人は時間が限られてるはずですからね。
もし両立するにしても、あくまでも片方に比重を置いたほうがいいです。
もちろん最終的なゴールとして「英会話」をやるわけなので、どちらもやることになりますが…
無理に並行してやる必要はないですよ、「二兎追う者は一兎も得ず」です。
もし「TOEICの勉強が落ち着いたら英会話にすぐ移りたい」と考えてるなら、スタディサプリTOEICは結構オススメ。
1つのアプリで「TOEIC+英会話」の学習が出来るようになってるので。
息抜きを兼ねて、どっちも勉強したい人にはピッタリかと。
【まとめ】TOEICと英会話の勉強は別物です【※まず片方に集中すべき】
今回の内容をまとめます。
- TOEICと英会話は「別物」
- TOEIC:扱う英語や表現はやや限定的
- 英会話:日常で使う表現をいろいろ学べる
- 両立はNG【※まずTOEICから始めるのをオススメ】
正直な話、英会話から始めてもメリットはあるんですよね。
特にリスニングに関しては「耳が英語になれやすい」こともあるので。
とはいえ、TOEICから始めるほうが「後の英会話の学習が楽になる」のも事実。
英語の知識や勉強法を押さえているので、学習効率は上がりますからね。
ここに関しては「自分の英語力」と相談して、優先順位を決めるのがいいと思います。