TOEICは難しいと言われるけど…
具体的に何が難しいんだろう?
いまTOEICの勉強をしてる人の本音を知りたい
こんな疑問に答えようと思います。
今回お話するテーマは以下について。
- TOEICが「難しい」と言われる理由【※600点台の僕が本音解説】
- 【結論】TOEIC初心者は「対策」して受けるべき
まず結論からですが、TOEICは難しいテストです。
もちろん対策をしたり、英語力を磨くことでスコアは伸びるのですが…
世間やネットで言われるように、カンタンに高スコアを狙えるものでもないかなと思います。
ということで今回は「TOEIC600点台」の僕目線で、TOEICの難しさについて解説しようと思います。
「高スコアの解説のほうが説得力あるのでは?」という声もあると思いますが、低スコアだからこそ見えてくるモノもあるので。
TOEICに興味がある人、これから受けるか迷ってる人は参考にどうぞ。
もくじ
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TOEICが「難しい」と言われる理由【※600点台の僕が本音解説】
- ①試験の特徴が「独自」
- ②試験時間に対して「問題数」が多い
- ③リスニングに慣れてないと「???」状態に
- ④毎回「ひねくれた問題」が数問、混じっている
- ⑤TOEIC対策をしても「時間不足」から脱却しづらい
- 【結論】TOEIC初心者は「対策」して受けるべき
- 【まとめ】TOEICは「難しい」試験だと僕は思う【※高得点取るのは大変】
TOEICが「難しい」と言われる理由【※600点台の僕が本音解説】
僕の考える「TOEICが難しい」と言われる理由はこの5つです。
- 試験の特徴が「独自」
- 試験時間に対して「問題数」が多い
- リスニングに慣れてないと「???」状態に
- 毎回「ひねくれた問題」が数問、混じっている
- TOEIC対策をしても「時間不足」から脱却しづらい
問題の内容もありますが、それ以外の理由もわりとあったりします。
それぞれ順番に解説をしていきますね。
①試験の特徴が「独自」
まずTOEICの試験が「独自」というのがあります。
具体的になにがどう独自なのかというと
- リスニング音声は「1回のみ」→大学受験は2回が基本
- 問題用紙に「メモは禁止」→受験ではOKの場合が大半
- リスニングは「約45分」ぶっ続けで解く必要アリ
- リスニング中に「リーディングを解く」のはNG
ザックリ挙げるとこんな感じでしょうか。
英語の試験といえば「センター試験」がおそらく思い浮かぶと思いますが…
そのセンターとはまた大きく試験の内容・特徴が大きく変わってきます。
僕も初受験したときは面食らいましたが、メモ禁止とかリスニングを45分間やるのはキツかったですね。
あと問題用紙もすべて「英語表記」というのも、人によっては驚くかもしれません。
②試験時間に対して「問題数」が多い
TOEICは「試験の時間に対して問題数が多い」のも難しいと言われる理由の1つ。
これも僕が初めて受けたときに思ったことですし、今もなお「多い」と感じます。
後ろのほうで触れますが、単純に「75分で100問のリーディングを解く」と思えばOKです。
③リスニングに慣れてないと「???」状態に
リスニングは対策してないと、終始「???」な状態になりがちです。
僕がまさにそんな感じで、リスニングの練習をまったくしなかったので、サッパリでした。
しかも先ほど触れたように、リスニングの音声は「1度のみ」なので、聞き逃したらもうアウトって感じでしたね…
ちなみに少し余談ですが、TOEIC初心者のほとんどは勉強するほどスコアは「リスニング>リーディング」になりやすいです。
耳が慣れてない分、1度慣れてしまうとスコアもグーンと伸びやすくなるから。
僕も実際にグッと伸びたので、リスニング嫌いの人も心配しなくてOKです。
④毎回「ひねくれた問題」が数問、混じっている
TOEICでは毎回「少しひねくれた問題」が出ることが多いです。
地味にやっかいなので受けるときは注意したいところ。
いくつか具体的な例を挙げておくと…
- Aさん「この電車は○○駅にとまりますか?」←音声で流れる文
- Bさん「向こうに(その電車の)表がありますよ」←正解の選択肢
まずはこういった感じの問題ですね。
「イエス・ノー」で返せばいいのに、あえて遠回しに返事をしてます。
一方でこんな問題も出たりしました。
- Aさん「ノートPCとデスクトップPC、どっちをよく使うの?」
- Bさん「遠くに出張することが多いんだ」←これが正解
正直「???」ってなる人が多いと思いますが、少し解説を加えると
- 遠くに出張することが多い
- 出張ということは、電車や新幹線に乗っている
- つまり持ち運びがしやすい「ノートPCをよく使う」ことを意味する
- ※デスクトップは持ち運びしづらい
こういったことを暗に示していることになるわけです。
「え?そんなのアリ?」と思うかもしれませんが、実際にこういう問題も出ることがあります。
英語力よりも、切り返し力みたいなものも必要になってきますよ。
⑤TOEIC対策をしても「時間不足」から脱却しづらい
②で「時間に対して問題が多い」と言いましたが、言いかえると「時間不足」になりやすいです。
僕もかれこれ何度も受けてますが、それでもなかなかこの「時間が足りない問題」は解消されません…
厄介なのが、TOEIC対策をしてもなお時間不足になる点。
- 時間内に終わるよう早く解く→設問の正答率が低い or 安定しない
- 正確さを重視して解く→時間内に問題が解き終わらない(※数問あまる)
おそらくこんな感じで悩む人が多いと思います。
スピードを重視すれば、その分スコアが落ちてしまい。
正確さを重視すると、今度は時間内に問題がそもそも解けなくなる。
つまり「早く正確に解ける英語力」をつけないといけないということですね。
【結論】TOEIC初心者は「対策」して受けるべき
ということで、TOEICを受けるときは「対策」をしてから受けるべきです。
(※特にTOEIC初心者)
理由は上でいったこととほぼ同じですが、それ以外も触れておくと
- TOEIC試験の特徴や流れがわかる
- 本番にテンパる心配が少しは減る
- 2時間続けてのテストは精神的にしんどい
- 今後、TOEICの受験自体が難しくなる可能性もある
こんなところでしょうか。
やっぱり大半の人が今まで受けたことがないような試験なので、ぶっつけ本番だとパニックになりやすいです。
僕がそうでしたが、リスニングの進み方とかわかってないと「え?今どこやってるの?」ってことにもなりかねないので。
あとシンプルに「2時間続けての試験がしんどい」、TOEICの受験が「今後は思うように出来なくなる」というのも何気に大きいです。
特に大学生や社会人の人は、進学や会社の都合で受けないといけない人も多いと思うので。
なるべく念入りに準備してから望むのがベストだと思いますよ。
【まとめ】TOEICは「難しい」試験だと僕は思う【※高得点取るのは大変】
ここまで「TOEICは難しいのか?」について解説してきました。
最初でも言ったように、TOEICは何だかんだ「難しいテスト」だと思います。
ネットやSNSなどを見てると、700~900超えの人が結構目立ちますが…
やっぱり基礎的な英語力はもちろん、TOEICの対策をしてないと意外と伸び悩むテストです。
また同じ英語力であっても、解き方とか取るべき問題を判断できるかでも、スコアの結果が変わりますからね。
「単純な英語の知識を問うテストではない」という意味でも、TOEICは難しい気がします。