
■英語の「動詞」がよくわからない...
■be動詞と一般動詞って何が違うの?
■形容詞とか副詞との違いについても教えてほしい
こういった疑問について答えようと思います。
英語を習いだした中学生は「英語の動詞」で何かとつまづきやすいです。
というのも、日本語はあまり動詞とか意識して話したり書いたりしないから。
しかも英語では「be動詞と一般動詞」の2つ種類があるので、余計に混乱すると思います。
そこで今回、ここでお話するテーマは
- 英語における「動詞とは?」
- be動詞と一般動詞の違い
- 形容詞や副詞との違いについて
この3点。
英語を勉強する人にとって、動詞の理解は欠かせない内容です。
ここでしっかりと動詞について理解しておきましょう。
英語における「動詞とは?」
まず「動詞とは何か」わからない人向けに解説すると...
動詞は「動作をあらわすもの」とおぼえておけばまずOKです。
ただ、やっかいなことに英語には「動詞」が2種類あります。
それが「be動詞」と「一般動詞」です。
なかでもbe動詞のほうは、私たちがあまり意識しないことが「動作扱い」になってるので...
この「be動詞と一般動詞の違い」についてもかんたんに触れておきます。
be動詞と一般動詞の違い
be動詞と一般動詞の違いについてまとめるとこんな感じです。
- be動詞→「状態」をあらわす動詞
- 一般動詞→「動作」をあらわす動詞
最初に「動詞は動作をあらわす」といいましたが、厳密には違ったりします。
特に英語の場合だと、be動詞が「状態をあらわす」動詞なので、私たちが考える動作とはすこしニュアンスが違います。
be動詞の使い方やより詳しい話は
こちらをチェックしてもらえればと思います。
形容詞や副詞との違いについて
英語にも日本語と同じように「形容詞」「副詞」「名詞」といったものがあります。
それぞれの違いについても触れておきますね。
わかりやすく説明するために、あえて「名詞→形容詞→副詞」の順番で解説します。
①名詞
「名詞」はそのままのイメージで「人やモノの名前」と思ってもらえればOKです。
(※ちなみに英語だと「動名詞」も同じ名詞として使うことが出来ます)
これについてはそこまで難しく考えることはないかと思います。
とにかく名詞のイメージは「モノや人の名前」で覚えておけばまず大丈夫ですよ。
②形容詞
「形容詞」は、名詞の特徴をくわしく説明すると理解しておきましょう。
いくつか具体例を紹介するとこんな感じ。
- 「大きな」箱 → a big box
- 「きれいな」女性 → the beautiful woman
- 「白色の」スマホ → a white smartphone
私たちも日本語でこういう表現はたくさんしてますよね。
ちなみに上の説明だと「形容詞+名詞」といった使い方をしてますが、「be動詞+形容詞」という使い方もできます。
- 私は嬉しいです→ I am happy.
- 彼は背が高い → He is tall.
- 彼女はクールだ → She is cool.
学校では「be動詞は訳すと~です・~ますで訳しましょう」と教わるかもしれませんが...
中学生であれば、シンプルに「be動詞はイコールと同じ」このイメージでOKです。
(※上の例文でいえば、「私 (I) 」と「嬉しい (happy) 」の関係はイコール関係です、嬉しいのは”私”なので)
③副詞
「副詞」のイメージは、シンプルに「あってもなくてもOKなもの」と捉えて大丈夫です。
名前のとおり「副」なので、要するに「サブ」的なものだと思ってください。
1つ具体例を挙げると...
She (often) plays tennis after school.
「彼女はよく学校が終わるとテニスをする」という文ですが、これ別に「often(よく)」がなくても問題ないんですよね。
というのも、上の英文は
- She →主語(S)
- plays→動詞(V)
- tennis →名詞(目的語/O)
英文を作るのに「必要な要素」がすでに揃っているからです。
とりあえずこの3つがあれば、少なからず「意味がわかる」文にはなりますよね。
もちろん日本語でかんがえると
(学校終わりに)テニスをする
(学校おわりに)よくテニスをする
後者のほうが「テニスをする頻度が具体的でわかりやすい」ってイメージはあると思います。
ただあくまで意味がわかる英文を作る上では「副詞はあってもなくても良い」ってポジションであることは押さえておくといいですよ。
これを知っておけば、並べ替え問題を解くときに「まず副詞を使わずに英文を作る」ことに集中できますからね。
【まとめ】動詞は「動作をあらわす」品詞です【※be動詞との違いも必ず押さえよう】
今回の内容をまとめるとこんな感じです。
- 動詞とは?→「動作をあらわす」品詞
- 動詞は「be動詞+一般動詞」の2種類ある
- 名詞→モノや人の名前をあらわす
- 形容詞→名詞をくわしく説明する
- 副詞→あってもなくても良い「変な品詞」
中学生から英語を学びだすと、どうしても日本語でいろいろ考えがちです。
もちろんそれで理解できればいいのですが、中には余計に混乱しちゃう子もいますからね...
学校の教え方であまり理解できないと思ったら、本屋で売ってる「わかりやすい中学英語」と書いた参考書で勉強するのも手です。
特にこの動詞やほかの品詞の違いはわかってないと、このあとの勉強でも困っちゃいますからね。