
■接続詞とは何者だろう...
■使い方をわかりやすく知りたい
■前置詞と区別がつかない時がある
こういった疑問について答えていきます。
日本語と同じように、英語にも「接続詞」があります。
使い方は日本語とあまり変わらないのですが...
意外と使い方を知らない人はいるものです。(※私もその一人でした)
そこで今回のテーマはこの3点。
- 英語における接続詞とは?【※接着剤のイメージでOK】
- 接続詞の使い方【※接続詞は2種類あります】
- 少し変わった接続詞【※3つあります】
接続詞の使い方を知ることで、英会話はもちろん、英語のテストや試験でも役に立ちます。
ぜひ今回の内容が参考になればと思います。
もくじ
英語における接続詞とは?【※接着剤のイメージでOK】
まず結論からいうと、接続詞は「接着剤」みたいな役割をもっています。
イメージもそのまま接着剤を想像してもらえればOKです。
ちなみに他の品詞も、接着剤のようなはたらきが出来るものがいくつかあります。
- 形容詞→名詞とくっつく
- 前置詞→動詞や名詞とくっつく
- 副詞→名詞以外とくっつく
種類はあれど、それぞれ「セットになる品詞」が決まってるという特徴があるんです。
もちろん、接続詞にもそういった特徴やルールというものがあります。
<strong>接続詞と前置詞の違い</strong>
whileとduringのように「品詞は違うけど意味が似てる」ものがあります。
このあとでも触れますが、接続詞と前置詞の違いは「後ろになんの品詞が来てるか?」です。
- 名詞→前置詞
- 文(S+V)→接続詞
接続詞といえば「insteadとinstead of」も紛らわしいですが、「ofは前置詞」って理解していれば
instead→接続詞
instead of→前置詞
だとすぐに判断できるようになります。
接続詞のイメージがだいたい掴めたということで、さっそく「接続詞の使い方」について解説していきます。
接続詞の使い方【※接続詞は2種類あります】
実は、接続詞には2つの種類があります。
- 等位接続詞 (andやbut、orなど)
- 従属接続詞 (whenやifなど)
言葉はどうでもいいので「それぞれのイメージ」だけ押さえておきましょう。
どちらも接続詞ですが使い方が違うので、特徴をしっかり理解した上で使えるようにしましょう。
どちらも特徴はシンプルなので、すぐ理解できると思いますよ。
【等位接続詞】→等しい英語と英語をつなげる
等位接続詞というのは言葉のとおり「等しい英語」をそれぞれ繋げることができます。
いわゆる「イコール」みたいな使い方ができると思って大丈夫です。
具体的にいうと
- cat and dog
- tea and coffee
- Alice and Susan
こんな感じで、それぞれ同じようなもの同士を繋げるはたらきを持っているんですね。
ちなみに少し「等位接続詞」は、下のようなもの同士を繋げることができます。
- I like playing basketball and watching movies.
- It's getting darker and darker.
名詞だけでなく、動詞(動名詞)や比較級同士を結ぶことができます。
このルールを知っておくと「等位接続詞の見分け方」もラクになりますよ。
(※文法上、両方の形をあわせる必要があるのは注意)
要するに「同じような単語・用法なら繋げられるよ」ってことです。
等位接続詞はこの点を押さえてもらえばまずOKですよ。
【従属接続詞】→文と文をつなげる
少しややこしそうな名前ですが...
特徴がいくつかあるので、まずはそちらを先にみてください。
従属接続詞の特徴は大きく3点あります。
- 文と文を繋ぐはたらきがある
- 文と文の関係は「メインとサブ」
- 従属接続詞を含む文は「副詞節」になる
大事なポイントは①と②です。
従属接続詞は文と文、つまり「S(主語)+V(動詞)」が必要になります。
例文:I couldn't go to Nancy's party because I was sick.
等位接続詞は単語と単語でもOKでしたが、従属接続詞は「1つの文」同士をつなげます。
そして、従属接続詞は2つの文を繋ぎますが、その関係は「メインとサブ」となっています。
例文:I couldn't go to Nancy's party because I was sick.
- メイン:I couldn't go to Nancy's party
- サブ:because I was sick.
英語の文としては「メインの文」だけで十分なのですが...
実際はこれだけだと「なんで行けなかったの?」ってなりますよね。
そのために従属接続詞を使って「メインの文をもっと詳しく説明する」わけです。
なので、あくまで従属接続詞を含んだ文は「サブ的な文」ってことになります。
少し変わった接続詞【※3つあります】
実は、接続詞の中には少し特殊なものがあります。
具体的にはこの3つの接続詞です。
- that
- if
- whether
どうしてこの3つが特殊なのかというと、この3つは「名詞(節)」のはたらきも出来るからです。
つまり...「接続詞+名詞」のポジションを持っているってことですね。
具体的にどういうことなのか、具体例を挙げつつ解説しますが...
少し「文法チック」なお話になるので、試験や資格のために勉強する人が見てもらえればと思います。
【※ここではifを例に説明していきます】
If it is raining tomorrow, the event won't be held.
(もし明日雨なら、イベントは開催されません)
I don't know if it will be raining tomorrow.
(明日雨が降るかどうか私にはわからない)
①は「接続詞」として使われているのが分かるかと思います。
接続詞としてのifがよく使われるのでこっちは問題ないと思うのですが、②といった使い方もできるんです。
②は接続詞ではなく「名詞」として使われています。
「文が2つ」あるように見えるので、これも接続詞に見えるのですが...
ポイントは「ifの位置」です。
実はknowは「他動詞=後ろに名詞が必要な動詞」なので、ifは接続詞のはたらきができません。
どうしてもifを見ると「接続詞だ!」って思いがちですが、名詞としての使い方もできることは知っておくと便利です。
特にテストや資格の勉強をしてる人は、「ifの位置」を判断するようにしましょう。
【まとめ】接続詞は「接着剤のイメージ」を持とう【※見分け方はシンプル】
今回の内容をまとめます。
- 接続詞とは?→接着剤みたいなもの
- 接続詞の後ろは「S+V」がくる
- 接続詞には「等位接続詞」と「従属接続詞」がある
- 名詞になれる接続詞もある
接続詞の使い方やはたらきは本当にシンプルです。
単語と単語をつなげたり、文と文を結ぶだけですからね。
それでも接続詞が苦手になるのは、前置詞の区別がつきにくいものがあるからだと思います。
とはいえ、接続詞はうしろに「主語と動詞がくる」って考えれば、見分け方もかんたんになります。
これから、接続詞を勉強する人は、今回の内容を意識しながら見てもらえれば、理解が深まると思いますよ。