
■日本人が英語できない理由ってなに?
■6年間も勉強してるのに話せないのはなぜ?
■英語は聞けるけど、話せない...
こういった疑問について答えていきます。
「なぜ日本人は英語ができないのか?」これに疑問を持った人ってかなり多いと思います。
私も実際そう思ってましたし、中学生から少なくとも6年は勉強してるわけですからね...
でも、高校を卒業して語学の大学に入ってから、その理由が何となくわかった気がします。
そこで今回お話するテーマはこの3点についてです。
- 日本人が英語ができない理由【※ホンネで語ります】
- 英語がわからない人→文法をやるべき
- 日本人は英語にコンプレックスを持ちすぎ【※経験談から】
英語ができない・話せないために悔しい思いをしてる人の参考になれば嬉しいです。
もくじ
日本人が英語ができない理由【※ホンネで語ります】
私の考える「日本人が英語ができない理由」は以下のとおり。
- 日本の英語教育がわりとテキトーすぎる
- そもそも「話す練習・教育」をうけていない
- 文法ができない・わからない
- カタカナ英語が便利すぎる
- 英語の音のルールを知らない
もっと深堀りすればありますが、ザックリあげるとこんな感じです。
それぞれ順番にくわしく解説していきますね。
①日本の英語教育がわりとテキトーすぎる
まず1つ目は「日本の英語教育はテキトーすぎる」から。
そもそも「6年間」も語学の勉強をしてるのに、英語ができないって変ですよね。
その原因は、やっぱり英語の教え方に問題大アリなんですよ...
具体的にどうテキトーなのかというと...
- 日本でいう「あいうえお」をしっかり教えない
- 日本語と英語の違いを教えない
- 話す練習や教育もしていない
こんなところでしょうか。
驚くべきことに、学校ではフォニックス(英語の音)をあまり教えてません。
日本語で言う「あいうえお」を習うようなものなのですが...
これが分かってないと、そもそも単語を読めませんからね。
加えて日本語と英語の違いをしっかり教えないのも大きいです。
実際やってみるとわかるのですが、特に語順あたりは英語は日本語と逆です。
ここがわからなくて、苦手になる子も多いハズ。
そして何より「話す練習や教育をほぼしない」こと。
当たり前ですが、話す練習をしないと話せるようにはならないんですよ。
ちなみに学校でやってるのはアレ話す内に入りませんからね...
②そもそも「話す練習・教育」をうけていない
2つ目は「英語を話す練習・教育を受けていない」から。
日本の英語教育であれば、ここが特に手抜きだからできない(話せない)と思います。
もちろん多少は話す機会や練習はすると思いますが...
とはいえ、全体的にみれば「読む時間>話す時間」のほうが圧倒的に多いはずです。
シンプルに「みんながたくさん話す時間を取れない」のが原因だとは思いますが...
私の経験談でいうと、語学の大学に行って英語を学んでたときは、中高とはまったく別物でした。
- リーディング→読んだ本の感想や意見を言う
- リスニング→話のテーマについて深堀りする
- スピーキング→様々なテーマを議論
- ライティング→プレゼン作成+発表がメイン
こんな感じで、何かに付けて「自分の意見や考えを話す」ものが大半。
どの講義も「とにかく話す」ことが多かったので、入学してしばらくは苦労しました...
(※話を聞くだけの授業はほぼない)
それだけ中高では、英語を話す練習や教育を受けてないってことなんですよ。
またよく言われる「正しい発音が笑われる」のも良くないですね。
「きれいな発音が笑われる」
これは本当に謎...
きれいも何もそれが「正しい発音」なのに
今、英語を勉強してる学生さんは笑ってる場合じゃないと思うよ
試験や資格でも、正しい発音ができなくて聞き取れず困る場面が必ず出てくるから...😟 https://t.co/Xc8uSTAwoD
— yuki【🔰元英語嫌いが英語ブログ運営中🔰】 (@manabishenglish) January 7, 2020
実際、リスニングを勉強してると「正しい発音の重要性」が嫌でもわかるので。
③文法ができない・わからない
3つ目は「文法ができない・わからない」から。
なんだかんだやっぱり文法って大事です。
文法って聞くと固いイメージがありますが...
実際そんなことはなくて、英語のルールを知るためにとても大事なんですよ。
- 第5文型
- 前置詞のイメージ
- 時制の考え方
などなど...どれもちゃんと理解できていれば、少なくとも英語はできるようになりますし、話しやすくもなります。
なので「文法が苦手でよくわからないんだよね」って人は、少しずつでも文法の勉強をおすすめします。
今は本屋やネットで「文法をわかりやすく学べる本」がいろいろありますからね。
せっかくなので、個人的にオススメな参考書を紹介しておきます。
使う参考書を変えるだけでも、わかりやすさって結構変わるものですよ。
④カタカナ英語が便利すぎる
4つ目は「カタカナ英語が便利すぎる」から。
英語にしかない発音はありますが、逆に日本語でどうにかなる音もあるのが事実です。
でも、カタカナ英語に頼りすぎるといろいろ問題点があるんです。
実際にカタカナ英語で何が困るのかというと...
- 正しい発音に直しにくくなる
- 似た音の使い分けができなくなる
- リスニング全般で聞き取りづらくなる
具体的にはこんな感じです。
中でも「似た音の使い分けができない」のはやっかいなんですよ。
英語では「bat」と「but」は発音がぜんぜん違うのですが...
日本人にとってはどちらも「バット」って言うので、その区別が音でできないんですよね。
その結果、文脈で単語を判断するという理解の仕方をしがちです。
⑤音が変化するルールを知らない
5つ目は「英語は音が変化するルールを知らない」から。
これはリスニング全般でとても大事なことです。
(※でもあまり知られていない...)
いくつか具体例をあげると
- want to→wanto
- get you→getyou
- see if→seif
- right away→rightaway
前後の単語によっては、音がくっついて聞こえるんですよね(リンキング)。
これがわかってないと「見ればわかるのにリスニングになると聞こえない」現象が起きます。
英語は「正しい発音≠実際の発音」なんですよ。
発音は知っていても、実際の音を知らなくてうまく聞き取れないパターンは結構あります。
英語がわからない人→文法をやるべき
ここまでいろいろ「英語ができない理由」を解説しましたが...
その中でもまず、英語ができないって人は文法を押さえるべきだと思います。
理由は上でも触れたように「英文法=英語のルール」みたいなものだから。
すべて完璧にしなくても、最低限中学で習うレベルを押さえるだけでも違います。
例え、私のように「中学で英語嫌いになった」人でも、いまはわかりやすい参考書がありますからね。
やっとgrammar in usa届いた🙌
TOEICの勉強と並行して進めるぞ🏃💦💨 pic.twitter.com/i3SVvMKEk9
— yuki【🔰元英語嫌いが英語ブログ運営中🔰】 (@manabishenglish) January 7, 2020
また日本語で英語が理解できたら、少しずつ「英語を通じて文法を学ぶ」やり方もアリです。
私は今「Grammar in Use」で文法をさらにやり直してますが、なかなか使いやすいです。
学校の授業では教わらなかった視点で、文法の解説をしてくれますからね。
日本人は英語にコンプレックスを持ちすぎ【※経験談から】
最後に「日本人は英語にコンプレックスを持ちすぎ」という話をしておきます。
これは私も大学にいて外国人の先生から言われたことです。
授業であまりみんなが手を上げて、自分の意見をいわないので...
怒っていたわけではないですが「シャイになりすぎ」といった話をしてたんですよね。
「発音がひどいから話せない」
「日本人は英語を話そうとしない」
「英語は聞けるけど話せない」
私も当時はこう思ってたので、なかなか進んで話すことが出来なかったんですが...
とはいえ、4年間も通ってると考え方がいやでも変わるんですよね。
どちらかというと、難しい表現を使わなくても「まずはカンタンな英語でとりあえず話そう」っていった感じになりました。
「言葉なんか伝わればOK」というのはわりと正しくて、とりあえず自分が伝えたいことをシンプルに言うってとても大事です。
実際、卒論を書くときでもやたら”小難しい表現”を使うクセがありましたが...
先生には「この表現でも十分わかるよ」って何度も何度も訂正させられたのを覚えてます。
少なくとも、相手に何かを伝えるレベルの英語力の基礎は中学生で身につくわけなので。
まずは幼稚な表現でも、話そうとする姿勢の方が大事なのかなと思います。
【まとめ】日本人は「英語ができない」というより「失敗を恐れる」のが問題
ここまで「英語ができない理由」について解説してきました。
日本人が英語を話せない・できない理由はそれぞれ原因はいろいろあると思いますが...
その中でも「失敗を極度に嫌がる」のはあると思ってます。
実際に私もそうでしたし、やっぱり教育の弊害なんですかね?
「間違った英語=伝わらない」みたいな感覚が強いんですよ。
あとで言い直したり、別の言い方をすればいいだけなんですが...
英語ができる以前に、こういう「英語を話すときの姿勢」から変えるのが1番かもしれませんね。
今回の内容が、ぜひ皆さんが英語をできない→できるようにするきっかけになれば嬉しいです。