
■be動詞の使い方がよくわからない...
■be動詞の使い分けってどうやるの?
■be動詞と一般動詞の違いもわからない
こういった中学生の疑問に答えていきます。
中学1年生になって、英語でまず習うのが「be動詞」だと思います。
私も中学生のとき、be動詞から習いましたが...まあ先生の解説がわかりづらい。
自分はここでコケて、そのまま英語嫌いになったほどです。
そこで、今回お話するテーマはこの3つ。
- be動詞とは?【※結論→状態をあらわす動詞です】
- be動詞の使い方や使い分け【※わかりやすくイラストで解説】
- be動詞と一般動詞の違い
中1の英語、それも「be動詞」で混乱すると、この後ずっとわからないままです...
この機会にぜひbe動詞について理解を固めておきましょう。
もくじ
be動詞とは?【※結論→状態をあらわす動詞です】
いきなり結論からいきますが、be動詞は「状態をあらわす動詞」です。
後半で詳しく話しますが、英語は「日本語にはない考え方」があります。
その1つがこの「状態をあらわす」という考え方。
自分の身分や立場、状況を言いたいときは「be動詞」を使って表現します。
ちなみに「状態をあらわす」というのは、身の回りにたくさんあります。
わかりやすいのが「私は○○です」って表現。
言ってしまえばこれは「私は学生」という状態を表していますよね。
まあ日本だとこの「学生という状態」って言い方にすこし違和感があると思います。
普段、そんなことを意識して自分のことを紹介したりしないと思うので。
他にもいろいろなことを「状態動詞」として表現できますね。
- I am 15 years old. → 私は15歳です
- He is cool. → 彼はカッコイイ
- She is my teacher. → 彼女は私の先生だ
ここをしっかり理解した上で、次は「be動詞の使い方・使い分け」についても解説していきます。
be動詞の使い方や使い分け【※わかりやすくイラストで解説】
①be動詞の覚え方【※状態をあらわすと覚えよう】
初めにもいいましたが、be動詞は「状態をあらわす動詞」と覚えればまずOKです。
たぶん学校では
「訳したときに”です・ます”で終わるものは、be動詞を使う」
こんな感じで教わったと思います。
ただこれはあくまで「日本語」で考えたときの説明なので、あまり良くはないです...
むしろbe動詞を使うときは「be動詞=イコール(=)」の感覚で使ったほうが、中学生の間はわかりやすいと思います。
算数や数学でよく出てくる「イコール」のことですよ。
いくつか具体例を紹介しますね。
- I am Syota. (ぼくはショウタです)
- She is a teacher. (彼女は先生です)
- It is a box. (それは箱です)
青色であらわしたbe動詞をイコールだと思ってください。
そうすると、それぞれこんな関係になります。
- I = Syota
- She = a teacher
- It = a box
つまり、be動詞でつないだもの同士は「同じ関係」になるんですよね。
これは日本語で考えてもらったほうがわかりやすいと思います。
「なら、です・ますで終わるもので考えても良くないか?」と思うかもしれませんが...
実は、ですますで考えちゃうと、次は「be動詞と一般動詞の違い」がわからなくなりやすいです。
当時の自分も、ですますで考えるクセがあったので、これは本当にやめたほうがいいです。
このあとで「be動詞と一般動詞の違い」について触れるので、「be動詞と普通の動詞って何がどう違うの?」って中学生はチェックしておきましょう。
②be動詞の使い分け表
念のために「be動詞の使い分け表」も紹介しておきます。
こればかりは覚えてもらうしかないので...中学生のみんなは頑張ってください。
・主語 | ・be動詞の形 |
【一人称のとき】 ・I |
・am |
【二人称のとき】 ・You ・We ・They |
・are |
【三人称のとき】 ・He ・She ・It ・Mike |
・is |
一人称とか、三人称がよくわからないという人向けに、かんたんに説明をしておくと...
- 一人称→自分自身を指すとき
- 二人称→複数の人やものを指すとき (※Youは”あなたたち”という意味もあるので複数扱い)
- 三人称(単数)→(1つの特定の)人やモノを指すとき
こんな感じで理解してもらえればと思います。
be動詞と一般動詞の違い
これもまず結論からいってしまうと
- be動詞→状態をあらわす
- 一般動詞→動作をあらわす
こういう違いがあることをまず押さえておきましょう。
乱暴な言い方をしてしまうと「be動詞意外はすべて一般動詞」ってことになります。
ちなみに「一般動詞ってなに?」って人向けに解説をしておくと...
遊ぶ、食べる、寝る、話す、勉強する...などなど。
これらはすべて「動作をあらわす」言葉なので「一般動詞」っていいます。
そう考えると「be動詞と一般動詞の違い」もなんとなくわかってくると思います。
さっきと同じ例文で申し訳ないですが
- I am 15 years old. → 私は15歳です
- He is cool. → 彼はカッコイイ
- She is my teacher. → 彼女は私の先生だ
どれも「動作を表してない」ですよね。
単に、その人の特徴を言ってるだけなので、何も動作をしてないんですよ。
【まとめ】be動詞は「状態をあらわす動詞」とイメージしよう
今回の内容をまとめると
- be動詞は「状態をあらわす」動詞
- be動詞のイメージは「=」でもOK
- 一般動詞は「動作をあらわす」動詞
- 日本語を意識しすぎて理解するとキケン
こんな感じ。
be動詞は、中学生が英語で「1番はじめに習う英語」だと思います。
結構、大事なところなのですが...
先生の教え方がわるかったり、日本語を意識して覚えようとすると、逆によくわからなくなったりします。
逆にいえば、be動詞のことや一般動詞との違いについて理解できると、このあとの英語学習もしやすくなるはずです。
ぜひ、be動詞の意味をイメージで理解しておきましょう。