
小学校の英語教育が変わるって聞いたけど...
英語の教科化はいつから始まるの?
必修化と何が違うんだろう
こういった疑問に答えていきます。
小学校では2020年から「英語教育」がまた変わります。
特に英語なんてあまり馴染みがないので、いろいろ不安に感じることが多いと思うんですよね。
この後で詳しくいいますが、今後の英語教育は「必修→教科化」になるんです。
そこで今回のテーマはこの3点について。
- 小学校の英語教育はいつから?【※小学3年生からスタート】
- 小学校で英語の教科化はいつから?【※必修化の違いも】
- 2020年から中学の英語も大きく変化します
他にも2020年からプログラミング教育も始まるそうで...
小学生の子を持つ親はホントに目が回ると思います。
今回の内容をみて、ぜひ英語教育が今後どうなるのか押さえておきましょう。
もくじ
小学校の英語教育はいつから?【※小学3年生からスタート】
小学校の英語教育は「小学3年生」から始まります。
具体的な時期は「2020年の4月」からですね。
かなり早い時期から英語に触れることになります。
ちなみに小学3年生の時点ではまだ「必修化」レベルになってます。
必修化って聞くと、「なんか本格的にやる」イメージがあるかもしれませんが...
実際は
- 英語に触れて楽しむこと
- 英語アレルギーをなるべく減らす
- 中学に向けて基礎を押さえる
こんな感じで「英語を楽しむ・なじませる」のが目的になってます。
なので「英語の必修化」に関しては、そこまで深刻になる必要はないのかなと。
小学校で英語の教科化はいつから?【※必修化の違いも】
次に話すのは「英語の教科化」です。
これについて皆さんに押さえておいてほしいポイントは3つあります。
- 英語の教科化は「5年生」からスタート
- 必修化と教科化の違いは「評価の有無」
- 5年生から「4技能」の英語力を学ぶ
それぞれ詳しく解説をしていきますね。
①英語の教科化は「5年生」からスタート
小学5年生から「英語の教科化」がスタートします。
必修化から教科化ですね。
当たり前ですが「教科」になるわけなので、算数とか理科みたいな扱いになります。
これだけだとあまり大きく変わった感じがしないと思いますが...
実際はいろいろと内容が大きく変わってきます。
②必修化と教科化の違いは「評価の有無」
「英語の必修化→教科化」になることで、授業の姿勢も評価されるようになります。
つまり成績に英語も入ってくるってことですね。
ここが何だかんだ1番大きい気がします。
これまではまだ必修化だったので、楽しむのが目的でした。
でも、5年生からは成績にも影響が出てしまうので...
少なからず授業に積極的に参加していかないといけません。
そして、小学生の英語教育では「4技能」を育てる教育にシフトしていきます。
これについては次で詳しく触れていきます。
③5年生から「4技能」の英語力を学ぶ
ここが1番の変化ポイントですね。
5年生から「4技能」を育てる英語教育になります。
ちなみに、英語における4技能は
- 書く力→ライティング
- 読む力→リーディング
- 話す力→スピーキング
- 聞く力→リスニング
のことです。
中学生や高校生ですら「読み書き」でこれまでは終わってましたが...
今後は小学生から、全ての英語力をバランス良く鍛えるわけです。
もちろん、家で英語を話したり聞くような習慣はなかなかないですよね。
なので少なくとも「家でも英語に触れる」ような環境にする必要は出てくるはずです。
さすがに学校の授業だけでは、4技能を上げるのは大変ですからね。
(※特に「聞く・話す」に関して悩む家庭は増えると思います...)
ネットや本屋などで「小学生向けの英語教材」を使うことが増えそうですね。
ちなみにですが、小学生だけでなく中学英語にも影響が出ることは知っておくといいですよ。
中学校における英語教育の「現状」と「今後」
ちなみに中学校の英語で知っておくべきポイントは3つ。
- 中学校の英語教育の現状
- 日本の英語教育は遅れている
- 2020年から中学では「英語で授業」をする
こちらも順番に解説をしていきますね。
①中学校の英語教育の現状【※書く・読むがメイン】
中学校の英語教育は基本的に「書く・読むのがメイン」これが現状です。
なぜかと言うと「試験・入試のために英語を勉強してるだけ」だから。
つまり「話すための英語教育」は受けてないわけですね。
実際に
- 長文を読めるようにする
- 並べ替えができるようにする
- 英単語の綴りをしっかり覚える
こういった勉強ばかりなんですよね。
なので新たに「聞く・話す」力をつけるために
- 英会話スクールを利用する
- オンラインで会話をする
- 毎日、英語を耳で聞く習慣をつける
こういった対策も少なからず必要になってくると思います。
②日本の英語教育は遅れている
「日本の英語力は遅れている」これは事実ですね。
理由は先ほど触れた「試験のための勉強」が物語ってます。
具体的にどう遅れているかを挙げると...
- そもそも教員の英語レベルが低い
- 英語を学ぶのにフォニックスすらやらない
- 英語を「無理やり日本語」に嵌めて教える
- 英語のルールを詳しく触れない
- 知ってるのに聞き取れない
などなど...挙げたらキリがないです。
日本では英語教員のTOEICの平均スコアが中学560点、高校620点という統計がある。文部科学省はすべての英語教員に730点以上を求めているが、たとえば韓国でトップ5の大学に合格するには800点以上が必要だ。つまり、日本の中学・高校の英語教員は海外では“教わるレベル”である。
— 大前研一 BOT (@ohmaebot) November 9, 2011
こんなツイートもありましたが「TOEIC」って、わりと中学や高校レベルの知識も出ますからね。
そのほかの問題点をみても、やはり「試験のための英語学習」による弊害だと思います...
③2020年から中学では「英語で授業」をします
そして今後は中学校から「授業をすべて英語」でやるようになります。
先生の解説はもちろん、質問や意見をするときも「オールイングリッシュ」です。
なので、昔みたいに「日本語で英語を学ぶ」スタイルではなくなりました。
ちゃんと「英語で英語を学ぶ」教育になるので、ここは前もって対策する必要があります。
でないと「何を言ってるのかすらわからない」なんてことになりかねないですからね。
これまで以上に、英語がわからない子はわからないままになると思います。
加えてちゃんと「成績」に絡んでくるので...
塾や家庭教師などではいろいろと限界があるはずです。
【まとめ】英語の「必修化」と「教科化」は大違い【※2020年4月から始まります】
今回の内容をまとめます。
- 2020年の4月から小学校の英語教育が変化
- 必修化→英語に触れる・慣れることが目的
- 教科化→英語の4技能を育てることを目的
- 中学では授業を英語でやるように
2020年からまた大きく英語の教育が変わるので...
いろいろと不安になる家庭は多いと思います。
しかも「英語」なので、子どもにしっかり教えられる人も少ないハズです。
なので、早めの英語教育を「家」でやる必要はありそうですね。
小学生の低学年まではまだ問題ないですが...
高学年や、中学校では「英語で話す・英語を聞く」必要性が一気に増えますからね。
進路にも少なからず影響してくるはずですから。