「英会話で文法って必要なの?」
「必要と不要と言ってる人がいて迷う」
「何を前提にいる・いらないと言ってるの?」
英会話を勉強する上で
「英会話で文法は必要なの?」
1度は疑問に思う経験はあると思います。
そこでここでは
英会話で文法は必要?それとも不要?
この疑問について、私の経験をもとに紹介しようと思います。
※賛否両論ある話題なので、ある程度”前提”を決めた上で解説します
もくじ
-
【結論】英会話で文法は必要!基礎は参考書で押さえるべき
- ①英語と日本語では語順が違う
- ②話すときは良くても「聞くとき」に困る
- ③文法は「英語のルール」と言える
- 【事実】目標や目的によっても結論は変わります
- 【※要注意】文法の”名称”は覚えなくてOKです
- 【まとめ】基礎の文法は必要!高度な文法は必要に応じて学習
【結論】英会話で文法は必要!基礎は参考書で押さえるべき
結論から言うと
英会話で基礎的な文法は押さえるべき
その理由は以下の通り。
- 英語と日本語では語順が違う
- 話すときは良くても聞くときに困る
- 文法は英語のルールと言える
それぞれ具体的に掘り下げていこうと思います。
①英語と日本語では語順が違う
「英語と日本語だと語順が大きく違うから」
1つ目の理由はこれです。
よく言われているのが
- 日本語:結論は後ろにもってくる
- 英語:結論は前(先)にもってくる
要するに「話の結論がどこに来るのか?」が大きく違います。
具体例を1つ紹介すると
I didn’t go to the park yesterday.
日本語で「私は昨日、その公園に行きませんでした」となります。
英語だと主語の『I』の次に否定の『didn’t go』と来ているので
「あっ、行かなかったんだな」ということが先に理解できます。
一方、日本語で考えると「私は昨日、その公園に」ここまで聞いても、結論はわかりません。
なぜなら、文の最後に話しの”結論”が来るからです。
(※行ったの?行かなかったの?行けなかったの?まだ話はあるの?すら分からない)
特に英語は「単語の語順が重要」になる言語です。
日本語は多少、前後が入れ替わってもなんとなく意味は伝わります。
でも、英語の場合、入れ替わり方によっては「意味が変わる」こともあるんです。
なので文法の中でも「語順」については、最低限知っておきましょう。
②話すときは良くても「聞くとき」に困る
「話すときは良くても聞くときに困る」
少し視点を変えた理由ですが、2つの理由がこちら。
こちらが話す分には、正直文法がデタラメでも通じるケースもあります。
しかし英会話を想定するなら当然
「相手の会話も聞いて理解する力」
も必要になってきます。
- 誰が何をしたのか?
- 何がいつ起きたのか?
- 何がどうなる・どうなったのか?
相手の言ってる内容がある程度、掴めていないと正しい返しも出来ません。
しかしそれには文法が理解出来てないとダメです。
(※せめて「おそらくこういうこと言ってそう」くらいは把握出来たほうが良いです)
なので相手の言いたいことを理解するためにも、文法は必要です。
③文法は「英語のルール」と言える
「文法は英語のルールと言える」
3つ目の理由がこれですね。
「文法」と聞くとややこしく聞こえるので、苦手な人にとっては
文法って英会話に必要ないのでは?
と感じてしまうかもしれません。
しかし、文法は結局のところ”英語のルール”です。
なので、英語を使って何かをする以上、押さえておいて損はないんですよ。
日本語でも無意識に使っているように思えて、実は文法を意識してます。
「私の家の庭には(A:美しい B:美しさ)花が咲いています」
これだって日本人が見れば、あっさり答えは「A」だと答えられます。
母国語をうまく使えている人ほど、文法は当たり前になっています。
決して「文法を軽視している」わけではないことを知っておきましょう。
【事実】目標や目的によっても結論は変わります
私が正直「文法は必要か不要か?」という答えについては
目標や目的によって結論が変わるのでは?
こう思っています。
ちょっとした旅行であれば、最低限の表現だけ押さえればOKです。
なぜなら旅行をする以上、使う表現は自然と限られてくるから。
かといって、旅行で「会話も楽しみたい!」のであれば、文法は知っておいて損はないです。
難しい話でなければ、軽く文法を勉強しておけばそれなりに会話のキャッチボールは可能です。
では
「留学します」
「ビジネス英語が出来るようになりたい」
こうなると結論は変わります。
なぜなら会話の重要度は一気に上がりますし、意味を正確に伝える必要性も増えるからです。
こうなってくると「文法なんて必要ないよ」とは言えません。
むしろ文法を理解してないと、話すときだけでなく聞くときも変な意味で伝わったり、解釈する恐れがあるからです。
なので
「英会話で文法は必要か不要か?」
これについては、その目標や目的によっても多少結論が変わることも知っておくといいですね。
【※要注意】文法の”名称”は覚えなくてOKです
ここで誤解してほしくないのが
「文法の名称は無理に覚える必要はありません」
ということ。
別に
- 現在・過去・未来完了形
- 仮定法過去完了
- 名詞節・分詞構文
こういう表現を覚えなくても、文法の勉強では困りません。
大事なのは「この文は何を表現するものなのか?」これを理解することだからです。
なので、文法の参考書に書いてあるような「専門用語」はスルーしてOKです。
【まとめ】基礎の文法は必要!高度な文法は必要に応じて学習
今回の内容をまとめます。
今回のまとめ
- 英会話で文法は必要です
- 基礎的な文法は抑えておくこと
- 難しい表現を使うなら、より必要に
- 目的によって、文法の重要性が変わる
- 文法の名称や専門用語はスルーして○
実際、かんたんな会話程度なら文法はあまり気になりません。
(※ちょっとした旅行くらいであれば)
その一方で、会話をする機会や頻度が多い状況なら、ないと不都合です。
少し難しめの文法も知っておく必要があります。
(※意味が変に伝わる可能性があるので)
個人的には文法は抑えておけば、逆に会話がしやすくなるとさえ思ってます。
英語のルールに沿って話せばしっかりと伝わる、という裏返しでもありますからね。